前章で、校正の方法を書いた文に本編を当てて、地雷を 10 個見つけました。次にやったのは仕分けです。どれを機械に任せ、どれを人が読むのか。
仕分けは 1 枚の表になり、そこから検査を 1 本置きました。⭐ 置いてみて分かったことのほうが、表より重要でした。
先に結論を 3 つ置きます。
- ⭐⭐⭐ 分ける線は「機械で真偽が決まるか」ではありませんでした。10 個のうち 5 個は真偽が決まります(もう 1 個は条件つき)。それでも機械に渡せないものが残ったのは、その文が、どの検査の走査対象にも入っていないからです
- ⚠️⚠️ 検査を置く理由に書いた数が、置いてみたら再現しませんでした。「179 件のうち 7 件が解決しない。先に 7 件を直してから検査を置く」と書いてありました。実際に数えたら、直すものは 1 件もありませんでした
- ⚠️⚠️⚠️ その検査を書いているあいだに、同じ地雷を 2 度踏みました。どちらも検査は緑のままです。踏んだのは、検査を説明する文の中だからです
⚠️ この番外編にも次回予告がありません。理由は番外編 A・B・C-1 と同じです。
仕分けの物差し —— 足す前に問う 2 つ
番外編 A-1 に、仕組みを足す前の問いを 2 つ置きました。
⭐⭐⭐ 仕組みを足す前に問うことが 2 つある。 ① それは真偽が決まるか。② 何回起きたか。
これを、前章の 10 個にそのまま当てました。⚠️ ②「何回起きたか」は記憶ではなく記録で数えます。会話の記録と git の履歴です。
| 地雷 | ① 真偽 | ② 回数 | 行き先 |
|---|---|---|---|
| 要約を一次データにした | ✅ 決まる | 3 回以上 | ⭐ 道具(記録から原文を写す) |
| 母数のない数字 | ✅ 決まる | 3 回 | ✅ 既にある仕組み |
| 検索の要約で、読んだことにした | ✅ 決まる | 1 回 | ⚠️ 案のまま(② が 1) |
| 導出を実測と呼んだ | ❌ 決まらない | 1 回 | ⚠️ 人が読む |
| 孫引きの節番号違い | ✅ 決まる | 複数 | ⭐ 検査(この章で置いたもの) |
| 推しの根拠を数えていない | — | 1 回 | 既にある書き方で足りる |
| 頼まれていない追加 | ❌ 決まらない | 6 件 | ⚠️ 人が読む |
| 前の連載の型を持ち込んだ | △ | 2 回 | ⚠️ 人が読む |
| 反転した結論 | ❌ 決まらない | 1 回 | ⚠️ 人が読む |
| 数字の行を貼らずに終えた | ✅ 決まる | 3 回止まった | ✅ 既にある仕組み |
⭐ 10 個のうち、仕組みで覆えたのは 4 つ(道具 1・検査 1・既にあったもの 2)。案のまま置いたのが 1 つ、人が読むしかないのが 4 つ、既にある書き方で足りたのが 1 つです。
⚠️ この内訳は、表を作ったあとに数え直して直したものです。最初は「案が 2 つ」と書いていました。⭐ 1 つの地雷を 2 行に割るか 1 行にまとめるかで、内訳は動きます。前章の「母数を直したら分類が動いた」と同じことが、同じ表で起きました。
⚠️⚠️ 人が読む 4 つは、並べると全部同じ種類でした —— 根拠を超えていないか。頼まれていないか。前の型ではないか。逆を言っていないか。⭐ これは校閲の中身そのものです。
新しく作るものは 2 つだけだった
4 つのうち 2 つは既にあるので、新しく作るのは 記録から原文を写す道具と、節番号の参照が解けるかの検査の 2 つになりました。道具は先に置きました。この章は、残った検査の話です。
検査の案には、手順が 1 つ付いていました。
179 件のうち 7 件が解決しない。落ちる検査を置くことになるので、先に 7 件を付け替えてから置く。
⭐ 理由は本編のとおりです。最初から赤い検査を置くと、赤いのが当たり前になって誰も見なくなります。だから先に直す。手順としては正しい形です。
付け替えるものが、1 件もなかった
検査を書き、走らせました。
[observed] §参照 201 件を解いた(範囲外 35 件 / 宛先を持つファイル 10 本 / 宛先の総数 1,052 件)
[observed] 解決しない 0 件
⚠️⚠️ 7 件がありません。付け替える作業は、始める前に消えました。
なぜ 7 件が出ていたのか —— 参照の宛先は 2 通りある
原因は、「§ が何を指しているか」の見立てでした。私が管理しているドキュメントでは、節の参照が 2 通りの書かれ方をしています。
| 書き方 | 例 | |
|---|---|---|
| ① | 見出しの番号 | ## 9. 残論点 を §9 と呼ぶ |
| ② | 見出しの下にある、番号付きの項目 | ## 9. の中の 6. を §9-6 と呼ぶ |
⭐ ②を宛先に数えないと、実際には解けている参照が落ちます。
[observed] 見出しだけを宛先にすると、解決しない 25 件(25 件とも ② の形)
⚠️⚠️ それでも「7 件」にはなりません。①だけなら 25、①と②の両方なら 0。どちらの数え方でも 7 は出ませんでした。母数も合いません(179 に対して、実測は 199。この章の後半で穴を 1 つ塞いで 201 になりました)。
⭐⭐⭐ つまり「179 件中 7 件」は、数え方が残っていない数でした。どう数えたのかが書かれていないので、同じ数を二度と出せません。取り消して、道具が出した数に置き換えました。
⚠️ これは前章の 1 番目と同じ形です。数える道具を置く前に、数を書いた。⭐ 違うのは、今回はその数が「検査を置く理由」に使われていたことです。数から手順が生まれ、その手順は空振りしました。
置いた検査が、見ているもの / 見ていないもの
⭐ 検査が見るのは、番号が実在するかどうかだけです。見出しの文言が、参照元の説明と合っているかは見ません。⚠️ 合っているかは、読まないと決まらないからです。
壊れ方を 3 つ作って、落ちることを確かめました。
[observed] 変異注入 3 種(§番号違い / 宛先を別の器へ / 参照されている見出しを消す)= 3/3 検出
⚠️⚠️ ただし、限界が 1 つあります。節を別のファイルへ移したときに壊れる形は、番号がかぶっていると通り抜けます。
[observed] 2 つの引き継ぎファイルの宛先は 100 件中 51 件が共通
⭐ 半分ほどしか捕まりません。これは検査に書いてあります。⚠️ 書かずに緑だけ見ていると、守られている範囲を実際より広く見積もります。
検査を書いているあいだに、2 度転んだ
この章がいちばん言いたいのはここです。
1 度目 —— 「足す前は 151 runs でした」
検査を足したあと、記録にこう書きました。「検査が 155 本になった。足す前は 151 本だった」。⭐ 151 は、自分のメモから写した数です。
新しい検査を外して走らせ直したら、こうでした。
[observed] 検査を外して実測 154 runs(足したあとは 155 runs)
⚠️ 151 は、前の週には正しい数でした。その後に別の検査が増えていたので、古くなっていただけです。⭐ 前章の「孫引き」と同じ形で、今回は自分のメモが出所でした。
2 度目 —— 「裸の参照は 2,181 件あります」
検査の注記に、見ない範囲を書きました。リンクの付いていない裸の § は見ない、という但し書きです。そこに 「実測 2,181 件」 と書きました。
書いた直後に測りました。
[observed] § の総数 2,551 / リンクに付いているもの 249 / 裸 2,302
⚠️⚠️ 2,181 という数は、どこから出したのか自分でも分かりません。測る前に、それらしい数を書いていました。
3 度目は、検査のほうが先に見つけた
⭐ 1 度だけ、検査が落ちました。落ちたのは、この章の材料を引き継ぎに書いたときの 1 行です。「リンク先が見出しだけの形」を例として地の文に書いたら、検査がそれを本物の参照として読みました。指している節は、そのファイルにありません。
⚠️ これは偽陽性です。⭐ それでも直したのは検査ではなく、書き方のほうでした。先に置いてある相対リンクの検査が、同じ問題に同じ答えを出していたからです —— 省略や例示は、リンクに見えない形で書く。
⚠️⚠️ 逃げ道を 1 つ作れば、次に同じ形が本物で来たときに素通りします。
⚠️⚠️⚠️ 転んだ 2 回は、検査は緑のままです
⭐⭐⭐ 理由は単純です。検査が読んでいるのは、記事と引き継ぎの中の § であって、私が書いた説明文の数字ではないからです。
分ける線は、どこにあったのか
ここで、最初の仕分けの物差しに戻ります。
- 「§9-6 が実在するか」は、機械の中にあります
- 「この検査を足す前は何件だったか」も、機械の中にあります(走らせれば出ます)
- 「裸の参照が何件あるか」も、機械の中にあります
⚠️⚠️ 3 つとも真偽が決まります。それでも 2 つは間違えました。
⭐⭐⭐ 違いは、その文が検査の走査対象に入っているかどうかでした。記事の本文と引き継ぎの § は走査対象です。検査そのものを説明する文の数字は、どの検査の対象でもありません。
⚠️ だから、仕分けの線はこう引き直しました。
| 問い | 行き先 |
|---|---|
| ① 真偽が決まらない | ⚠️ 人が読む |
| ① 決まるが、② 1 回しか起きていない | ⚠️ 案のまま置く(数えるだけ) |
| ① 決まる・② 複数・その文が走査対象に入る | ⭐ 検査にする |
| ① 決まる・② 複数・走査対象の外にある | ⭐⭐ 道具の出力をそのまま貼る(言い換えない) |
⭐⭐ 4 行目が、この章で増えた行です。⚠️ 対策は「説明文にも検査を当てる」ではありません。説明文の数字が何を指しているかは文脈で決まるので、真偽が決まらず、①で落ちます。
⭐ 代わりに、既にある仕組みがこれをやっていました —— 道具が出した数字の行を、言い換えずにそのまま貼る。⚠️⚠️ 私は今回、2 度ともそれをせずに、自分の言葉で書き直していました。
もう 1 つの穴 —— 検査が、見ていない置き場を持っていた
同じ日の点検で、もう 1 つ出ました。⭐ こちらは、置いた検査ではなく、前からあった検査の話です。
配布用の HTML を作るときに、扱えない記法が本文に無いかを見る検査があります。⚠️ その検査が見ていたのは、1 冊目の付録の置き場だけでした。2 冊目の巻末(この番外編を含む 9 本)は、1 度も走査されていませんでした。
[observed] 走査対象 13 本 → 22 本 / 走査した文章の行 2,410 → 3,848
⚠️⚠️ 同じ穴は、前の月に別の検査で 1 度塞がれていました。置き場の一覧を「1 冊目だけ」から「手書きの置き場すべて」に直す、という同じ修正です。⭐ 1 本直したときに、同じ形の他の 1 本は直っていませんでした。
だから今回は、置き場の一覧を 1 か所にまとめて、そこを見るように直しました。⭐ 3 冊目を足したときに、また同じことが起きないためです。
⚠️⚠️⚠️ 塞いだら、本物が出ました。番外編の 1 本に、記録の形を見せるための引用が字下げで置いてありました。字下げは、この変換器では引用のかたまりになりません。行が段落としてつながり、行頭の記号がそのまま文字として出ます。⭐ 囲みに直したら、緑になりました。
⚠️ この 9 行は、検査が見ていなかった期間に書かれたものです。⭐⭐ 落ちない検査は、落ちないのではなく、見ていないだけでした。
足した仕組みを、その日のうちに測った
⭐ この章の後半で、もう 1 つ仕組みを足しました。「印の付いた行([observed] か「実測」)に書いた数が、その日の道具の出力にあるか」を、作業の終わりに 1 度だけ見るものです。⚠️ 今日の 3 回のうち 2 回はこれで鳴ります。3 回目(印の無い数)は鳴りません —— 印の無い数まで見ると、本文の数字を全部拾うからです。
足したあとに、壊し方を 8 通り作って、全部で落ちることを確かめました。⚠️⚠️ そこで、置いたばかりの仕組みの中に、何も守っていない部分が見つかりました。
⭐ 私は、数を拾う前に「日付」と「節番号」を除く処理を 2 つ書いていました。2026-09-11 の 2026 や §13f-12 の 13 を、数と数えないためです。壊してみたら、どちらを壊しても 1 件も落ちませんでした。
[observed] 実物の [observed] 行 1,308 本 / 除外の有無で拾う数が変わる行 0 本
⚠️ 理由は単純でした。この仕組みは「単位の付いた数」しか見ません(件・本・行・回・体…)。日付にも節番号にも単位は付かないので、除く処理は最初から仕事がありませんでした。⭐ 外しました。
⚠️⚠️ 私は、必要かどうかを確かめずに 2 つ書いていたのです。⭐ 壊してみるまで、それが分かりませんでした —— 全部緑だったからです。
⭐⭐ 同じ壊し方で、逆に「効いている」と分かったものもあります。色付きの出力から色の記号を落とす処理です。落とさないと、色の番号(32)が「測った数」として台帳に入り、次に 32 件 と書いたときに黙ってしまいます。⚠️ これも、対照を書くまでは緑でした。
自己検査を、誰も走らせていなかった
⚠️⚠️⚠️ 仕組みを足す手を止めて、既にあるものを数えたら、もっと大きいものが出ました。
この置き場には、仕組みごとの自己検査が 4 本ありました。⭐ どれも、走らせる仕組みがありません。作業前の確認手順にも、保存時の検査にも、通常のテストにも出てきません。手で打った人だけが見ていました。
⭐ 走らせる場所を足しました。⚠️ ただし、置く場所で 1 度つまずいています —— 通常のテストは箱の中で動くのに対し、仕組みそのものは箱の外(手元)で動きます。箱の中で 5 本走らせたら、1 本だけが赤くなりました。手元では緑です。
⚠️⚠️ 原因は分かっていません。⭐ 分からないものを「例外」として検査に書き込むと、そこが逃げ道になります。だから環境に依らない部分だけを通常のテストに置き(自己検査が仕組みと 1 対 1 で在るか)、走らせるのは手元の側に移しました。
[observed] 自己検査 5 本 / 仕組みの本体 6 本 / 自己検査の無い本体 1 本
⚠️ 1 本は自己検査がありません。⭐ 数を上限として書き留めました —— 減らす方向にだけ動かせる形にしてあります。「今はここまで」を数で残すのと、無いことにするのは違います。
⚠️⚠️⚠️ この「1 本」は、同じ日のうちに誤りと分かりました。⭐ 自己検査は在りました —— ただし名前が対応しない別の置き場(scripts/tests/)にあり、上限の数え方が「隣に同じ名前で在るか」だけだったので引けませんでした。⚠️ 数え方を広げたら 0 本です(上限もその日のうちに 1 から 0 へ下げました)。⭐⭐ この章の主題が、この章の数字にそのまま出ました —— 緑だったのではなく、見ていない置き場があっただけです。
⚠️⚠️ そのうえで、置いた直後の点検で 4 つ出ました。⭐ 3 つは実装ではなく、呼ばれる条件が狭いという形です(⚠️ 3 つ目だけ別の形で、下に分けて書きます)。
- 走らせる判定を「触ったもの」にしていた —— 触った印は保存した瞬間に消えます。つまり、直して保存したあとは二度と走りません。⭐ 全部を通すときは全部走らせるようにしました
- 保存の種類を 2 つしか見ていなかった —— 3 つ目の保存の仕方では呼ばれません。中身はその形も扱えるのに、入口が狭いだけでした
- ⚠️⚠️ 走ったことが、出力に 1 文字も残らなかった —— 成功したときは何も言わない作りだったので、全部を通しても「走った」と「1 本も見ていない」が同じ顔でした。⭐ 走った本数を 1 行出すようにしました
- ⚠️⚠️⚠️ 引き戻しが「1 日に 1 度だけ」だった —— ⭐ この日の事故は 3 件です。つまり2 件目以降を全部見逃す形でした。止めたら控えを消し、次に新しく書いたら改めて止めるように直しました(⚠️ 控えを消すので、同じ行で鳴り続けることはありません)
⭐⭐⭐ 最初の 2 つは、この章の前半で見つけた穴(走査する置き場が 1 つ足りない)と同じ形です。⚠️ 4 つ目も同じ family —— こちらは置き場ではなく効く回数が狭い。同じ日に 4 回出ました。 ⚠️ 3 つ目は別の形 —— 無言の成功。これは前巻が既に書いていることで、自分で置いた仕組みで踏み直しました。 ⚠️⚠️ 中身が正しいかと、呼ばれるかは、別の話です。
一般の校閲で、どうしても機械にできなかった 5 つ
⭐ 物差しとして、校正・校閲のタスクを 25 項目に分けた手引きを 1 本開きました。そのうち 8 項目は既に機械があり、7 項目はこの本には当たりません(記事媒体向けのもの)。⚠️ 残りで、どうしても機械にできなかったのが 5 つです。
| 一般の校閲 | なぜできないか | 逃げ方 |
|---|---|---|
| 書いた者と別の人が読む | 書き手が私と AI しかいません。AI に読ませても同じ書き手です | 字句と整合は機械。⭐ 根拠と読者は人が読む |
| 外部の事実確認 | 世代で動くので、確認した翌月に嘘になります | ⭐ 本編が先に逃げています —— 半年で古くなるものは書かない。だから「正しいか」ではなく「書いていないか」を見ます |
| 誤字脱字の機械検査 | ⚠️ 一度も起きていません(指摘 0 件)。②が 0 なので足せません | 足さない。起きたら足します |
| 繰り返し読む | 章数が多く、人の時間が足りません | 機械で落とせるものを先に落とし、人は 1 度で読みます |
| 読者の側の確認 | 読者が手元にいません | ⚠️ 保留(測れるかどうかから決まっていません) |
⚠️⚠️ 1 つ目と 5 つ目は、仕組みで覆えません。2 つ目は「書いていないか」の検査にできますが、本編が既に守っていて 1 度も落ちないので置きません。⭐ 落ちない検査は、置いた分だけ読む対象が増えるだけです。
検証手順: 仕組みに落とすかを、2 つ + 1 つの問いで決める
前提
- 直したい形が、記録から数えられること(会話の記録、git の履歴、道具の出力)
- ⚠️ 1 回しか起きていないものは、この手順に乗せません(数えるだけの道具にします)
手順
- 直したい形を 1 つに絞り、記録で回数を数える。⚠️ 記憶で数えない
- 真偽が決まるかを問う。⭐ 決まらないなら、そこで人が読む側に置きます
- ⭐⭐ その文が、置こうとしている検査の走査対象に入るかを問う。入らないなら、検査ではなく「道具の出力をそのまま貼る」側です
- 置く前に書いた数を、置いたあとにもう一度出す。⚠️⚠️ 合わなければ、直すのは検査ではなく、先に書いた数のほうです
- 壊れ方を作って、落ちることを確かめる。⭐ 3 種類ほど作ると、見ていない面が出ます
- 落ちなかった壊れ方を、限界として検査の中に書く。⚠️ 緑だけ見ていると、守られている範囲を広く見積もります
合格条件
- ⭐ 置く前の数と、置いたあとの数が、同じ数え方で出せること
- 作った壊れ方が全部落ちること(1 つでも落ちないなら、その面は守られていません)
- ⚠️ 検査が見ていない範囲が、検査の中に書いてあること
つまずいたとき
- ⚠️ 置いたら 0 件だった: 置く前の数の数え方が残っていない可能性があります。⭐ 検査を疑う前に、前の数を疑ってください
- ⚠️⚠️ 全部緑で、1 度も落ちない: 壊れ方を作っていません。作れないなら、その検査は要りません
- 走査対象の外を直したくなった: それは検査ではなく、貼り方の問題です(言い換えずに貼る)
この番外編が言えないこと
⚠️ 正直に置いておきます。
- ⚠️⚠️⚠️ 母数は 1 人・1 冊です。「走査対象に入るかで分ける」は、私の 10 個から言っているだけです
- ⚠️ 10 個の切り出し方は私が決めました。切り方が変われば、仕組み 4 / 人 4 という数も変わります
- ⚠️⚠️ 置いた検査が本当に節の移設を止めた日は、まだ来ていません。⭐ 落ちたのは 1 度だけで、それは偽陽性でした —— この章のために書いた例示を、検査が本物の参照として読みました(この章の「3 度目は、検査のほうが先に見つけた」)。本当に効いたと言えるのは、誰かが節を移して、それが止まった日です
- ⚠️ 2 度転んだのは、この章を書いた数時間の中の話です。⭐ 同じ頻度で起き続けるかは分かりません
整理して残ったもの
- ⭐⭐⭐ 真偽が決まっても、走査対象の外にある文は、機械が守らない。⚠️ 仕組みを説明する文は、その仕組みの外側にある —— 検査を置いた日ほど、説明文を疑うこと
- ⭐⭐ 置く前に書いた数は、置いたあとにもう一度出す。合わなければ、疑うのは前の数のほう
- ⚠️ 落ちない検査は置かない。壊れ方を作れないものは、検査にする理由がない。⭐ 落ちなかった壊れ方は、限界として検査の中に書く(緑は「守られている」ではなく「作った壊れ方では落ちなかった」)
- ⚠️⚠️ 緑の検査は、走査対象を数えて初めて緑になる。⭐ 中身が正しいかと、呼ばれるかは別の話 —— この日、1 本の検査は 9 本のファイルを見ずに緑で、入口や効く回数が狭いだけの穴が 4 回出た
- ⚠️⚠️ 数字は言い換えずに貼る。言い換えた 2 回とも、間違えたのは言い換えた側だった
- ⭐⭐⭐ 足した仕組みは、その日のうちに壊してみる。書いたうちの 2 つは、何も守っていなかった
- ⚠️⚠️ 自己検査は、走らせる場所を決めて初めて検査になる。4 本が、誰にも走らされずに置いてあった
- ⚠️ 原因が分からないものを例外として書き込まない。書き込むと、そこが逃げ道になる