僕はまだ掴めてないんだ――誰を、何を信じるべきか。
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「分水」
Music & Lyrics: 西憂花 https://www.youtube.com/@NishiYuuka
Vocal: 音楽的同位体 可不(KAFU)
Illustration: 鳴瀬うろこ https://twitter.com/uroko_o
Character: 野良猫ヶ原 https://twitter.com/noranekogahara
Movie: わかる https://twitter.com/2wakaru5
Logo: 流田 https://twitter.com/a_nagareda
Story & Direction: まだら牛
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制作:MMMM
インスト音源はこちら↓
https://piapro.jp/t/exdM
シリーズ三部作 再生リスト
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黎明 -リジェネシス-
“薄明”の後に来たる、新たな《物語》を紡ぐ新章三部作。
◆Episode of “KISE”
亡国の皇子キセは、故郷を捨て独り旅に出た。
国と心中するのはごめんだったからだ。
かつて栄華を誇ったその国は、今は見る影もない。
“旧き大戦”に敗れて以降、世界は一変してしまった。
民はどんどん数を減らし、国土も誇りも失い、
世間は悲観と諦観に支配されていた。
――そもそもボクは、かつて栄えていた国の姿を知らない。
ボクが生まれてきた時、既にこの国は緩やかに死につつあった。
老人たちは「昔はよかった」と思い出話ばかりしている。
大人たちは「もうダメだ」と絶望ばかり口にする。
……この国をダメにしたのはアンタたちじゃないか。
無責任な事ばかりいいやがって。
これからを生きなければならないボクたちは、
何を頼りに生きていけばいいっていうんだ。
“大いなる我らが源祖、天より来たりて地を開闢せし神の子なり”
そんな老人の世迷い言に付き合わされて、
形骸化した儀式を押し付けられて。
耐えきれなくなって、ボクは逃げた。
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永い旅の途中。
《叡智の一族》の遺跡で、ボクは“黒い碑文"を見つけた。
そこに記されていたのは、あの老人たちの伝承を裏付ける記述だった。
源祖が地上に降り立ったという「聖地」
天界への門を開く「神器」
ボクらが本当に“神の子”だったのだと証明できれば、
あの国はもう一度、失った何かを取り戻せるんじゃないだろうか。
碑文が真実かどうかは分からない。
でもボクには、それに縋るしか拠り所がなかったんだ。
#黎明 #リジェネシス
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本楽曲はCeVIO AI『音楽的同位体 可不(KAFU)』を利用して制作しました。
http://kaf-u.kamitsubaki.jp/
まだら牛
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