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title: "追わない技術 序論：新しいモデルが出ても、もう乗り換えていない"
author: garplab
publisher: TypingTube
license: All rights reserved
license_scope: 記事の全体（序論・最終回は CC BY 4.0 の対象外）。引用は法の範囲で自由
canonical: https://typing-tube.net/articles/owanai-00-intro
series: "追わない技術"
language: ja
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私はもう、新しいモデルが出た日に乗り換えません。安いほうへ寄せるのも、強いほうへ乗り換えるのも、体を増やすのもやめました。代わりに、**どの仕組みにいくらかかるか**だけを見ています。このシリーズは、前の 5 作で作ってきた仕組みを、**計算資源の割り当て**という一点から測り直していく連載です。

先に、読み方を書いておきます。**この連載は、読むだけで追えます**。各回は、現場で何が起きたかから始まり、何を置いて、何がなくなったかまで続きます。各回の終盤に「検証手順」という節がありますが、**読み飛ばして構いません**。自分の環境で試したくなったときに、戻ってくれば足ります。

まず一つだけ、思い出してみてください。あなたが最後にモデルや体制を切り替えたときのことです。**その切り替えは、何が起きたから決めたのですか。**⚠️ **切り替えたあと、前より良くなったことを数えましたか。**

**まだモデルや体制を切り替えたことが無いなら、思い出せなくて当然です。**この連載は、5 作で作ってきた仕組みに、いくらかかっているかを数え直す記録です。そのまま読めます。

## 5 作 55 本で作ってきたもの

この連載は 6 作目です。

- 1 作目「[読まない技術](https://typing-tube.net/articles/34b02627c718fa)」: AI の**出力**を、読まなくて済む形にした
- 2 作目「[AIの意見を聞かない技術](https://typing-tube.net/articles/kikanai-intro)」: AI の**提案・判断**を、二度検討しなくて済む形にした
- 3 作目「[言わない技術](https://typing-tube.net/articles/iwanai-intro)」: 人間の**入力**を、言わなくて済む形にした
- 4 作目「確かめない技術」: **確認そのもの**を、その場で決めなくて済む形にした
- 5 作目「動かさない技術」: **知るための実行**を、答えの分かっている問題に置き換えた

⭐⭐ **6 作目が扱うのは、その手前です。**——**どのモデルで、何体で、どの体制で走らせるか。**

⚠️⚠️ **ここには、前 5 作の仕組みがまだ届いていませんでした。**仕組みは「同じ相手にどう渡すか」を決めるものですが、⭐ **相手を選ぶ判断そのものには、1 つも置いていなかったからです。**

## この連載で「追わない」のは、2 つです

⚠️ 題が広いので、先に狭めておきます。**追わないのは次の 2 つで、それ以外は追います。**

| # | 追わないもの | どういうことか |
|---|---|---|
| ⭐⭐ 1 | **最新の情報** | **新しいモデルや新しい機能が出た日に、乗り換えるかを考えないこと** |
| ⭐⭐ 2 | **答えが出たあとの深追い** | **決められるだけの材料がそろったのに、まだ調べ続けること** |

⚠️ **1 だけだと思って読み始めると、半分しか受け取れません。**⭐ **2 は別の回で扱います。**

⚠️⚠️ **どちらも「知るな」という話ではありません。**新しいものは出たら見ますし、分からないことは調べます。

## 取り違えやすい題が、1 つだけあります

⚠️⚠️ **この連載には、否定の向きを取り違えやすい題が 1 つあります。**そこだけ、先に断っておきます。

⭐⭐ **「一番安いモデルを使わない」は、安いモデルを使うなという意味ではありません。**⚠️ **否定しているのは、それを既定にすることです。**

⭐ 何をどう測ってそう決めたのかは、その回で書きます。

## 全部の回に効く原理が、1 つあります

⭐⭐⭐ **請求は、入れたぶんと出したぶんの両方に付きます。そして出したぶんのほうが高くつきます。**

⚠️ 倍率は書きません（**それは最新情報で、半年で古くなります**）。⭐ 向きだけ覚えてください ——
**同じ量を削るなら、出力側を削ったほうが効きます。**

⭐⭐ **この 1 行が、この連載のほとんどの回に効きます。**⚠️ **どこでどう効くかは、各回で 1 つずつ見ていきます。**

⚠️⚠️ **先に 1 つだけ言っておくと、どの回も「割高になる」という話ではありません。**⭐ **見るのは、単価ではなく量のほうです。**

## この連載が渡すもの

⭐ **渡せるものと、渡せないものを先に分けます。**

| | |
|---|---|
| ⭐⭐ 渡せる | **どこにいくらかかっているかを、あなたの手元で数える手順**（各回の末尾に置いてあります） |
| ⭐⭐ 渡せる | **私が実際に測った数と、その母数**（⚠️ **外れた予想もそのまま書きます**） |
| ⚠️ 渡せない | **どのモデルを使えばよいか**（⚠️⚠️ **半年で古くなるので、1 つも書きません**） |
| ⚠️ 渡せない | **あなたの環境での倍率**（⭐ 手順を回せば、あなたの数が出ます） |

⚠️⚠️ **モデルの名前も、価格も、性能の数字も、この連載には 1 つも出てきません。**比べるものは「**高い側**」と「**安い側**」とだけ呼びます。⭐ **そのかわり、倍率と母数は全部出します。**

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次回は「深追いしない技術」。**私は、答えが出たあとに調べ続けるのをやめました。**それでも、決めるのに要る材料は減っていません。
