---
title: "番外編 C-1 校正の方法に、先に本編を当てる技術 —— 方法を決める文が、本文と同じ地雷を踏んでいた日"
author: garplab
publisher: TypingTube
license: All rights reserved
license_scope: 記事の全体（序論・最終回は CC BY 4.0 の対象外）。引用は法の範囲で自由
canonical: https://typing-tube.net/articles/bangai-c1-proofread-method
series: "番外編"
language: ja
---


ここまでの番外編は、記録を整える側（A）と、連載を本にする側（B）の話でした。ここからは、**初稿を仕上げる側**の話です。校正と校閲。⚠️ **ただし、私は校正の専門家ではありません。**編集者もいません。**本編で学んだことを応用して、手探りで実践します。**

前提を 1 つ置きます。**この章の時点で、本文はまだ 1 章も校正していません。**やったのは「どう校正するか」を決めることだけです。それなのに、この章には直したものが 14 件あります。**直したのは、校正の方法を書いた文のほうです。**

先に結論を 3 つ置きます。

- ⭐⭐⭐ **校正の方法を決める文も、本文と同じ地雷を踏みます。**私が使った方法 13 個に本編を当てたら、**10 個が本編か番外編に書いてある地雷**でした
- ⚠️⚠️ **そのうち 2 個は、同じ日に自分で書いた地雷です。**書いてあっても止まらない、を自分の書いたもので踏みました
- ⭐⭐ **だから校正は、本文からではなく、校正の方法に本編を当てるところから始まりました。**本文を 1 行も直す前に、方法の側で 11 件直しています

⚠️ この番外編にも**次回予告がありません**。理由は番外編 A・B と同じです。

## 起きたこと —— 方針を書いて、見せた日

校正をどう進めるかの方針を書きました。仕上げの工程を 4 つに分ける表、著者からの指摘を種類で分けた表、コンセプトの核となる一文、何を数えるかの案。合わせて 2 つの節です。

著者から返ってきたのは、方針への賛否ではありませんでした。

> 方法論について、本書で確認した"地雷"を踏んでいる可能性があります。例えば"要約は信用できない"などです。慎重に網羅的に確認し、方針採用して大丈夫なものを提示してください。却下する案も校正する技術の重要資料になる可能性があります

⭐ **「例えば」の 1 つが当たっていました。**そして、当たっていたのはそれだけではありませんでした。

## 当て方 —— 物差しを先に決めた

自分の文を自分で読み直すと、読みたい形に読めます。**当てる相手を先に固定しました。**

- **本編 65 本の主題文**（各回が何を言った回かの 1 行。機械で抜いたもの）
- **逆引き 53 行**（症状から回を引く表。設定ファイルにある）
- **番外編 A 5 本**（記録を整える側で、同じ月に自分で書いたもの）

当てる対象も先に決めました。⭐ **「校正の方法を書いた 2 つの節で、私が使った方法」を 13 個、順に並べたもの**です。⚠️ **良かった悪かったではなく、踏んだかどうかを記録で確かめます** —— 会話の記録、git の履歴、参照したページの本文。確かめられないものは「確かめられない」と書きます。

## 10 個

13 個のうち、**踏んだのが 10、踏んでいないのが 2、保留が 1** でした。詳しく 3 つ書きます。

### 1. 「20 往復を 6 種類に分けました」—— 要約が原文に勝った

広告資料を著者と往復した記録を、種類で分けて表にしました。「根拠の指摘が 8 件、読者の側が 6 件」という形です。⭐ **数えたのは私の記憶で、記録ではありません。**

記録から機械で写したら、こうなりました。

    [observed] 写した発話 26 件（発話 3〜28）

⚠️ **「20 往復」は自己申告でした。**そして表を作ったときに落ちていたものがあります。**発話の順です。**「出す量」については 3 度往復していて、順が無いと、なぜその形に落ち着いたのかが再現できません。

⭐ 1 作目の第 9 回と第 10 回が、これを書いています。引き継ぎは書いた側の要約で、都合の悪いものから落ちる。数字は要約させず、出た行をそのまま貼る。⚠️⚠️ **私は AI の出力にはその線を引いていて、自分が書いた表には引いていませんでした。**

直し方は、番外編 A-5 と同じでした。**要約を消すのではなく、原文を隣に置きます。**記録から機械が発話を写した一次データを 1 本置き、表には「案」の印を付けました。**正は原文のほうです。**

### 2. 「一般の手引きは 1 度に 1 種類ずつを勧めています」—— 開いていないページから、1 文が生えた

仕上げの工程を 4 つに分ける表を作るとき、一般的な校正の手引きを調べました。方針にはこう書きました。「一般の手引きは、1 度に 1 種類ずつを勧める」。

記録を見ました。

- 検索は 3 回。出典として並べた 6 本は、**6 本とも検索結果に実在します**（作り話ではありません）
- ⚠️⚠️ **開いたページは 0 本でした。**読んだのは検索結果の要約だけです

今回 2 本を開きました。**4 工程の分類は、確かに両方のページにあります。**⚠️⚠️ **「1 度に 1 種類ずつ」は、どちらのページにもありませんでした。**片方は「すべての本に 4 種類すべてが要るわけではない」と書き、もう片方は「繰り返し行う」と書いています。**私の 1 文は、要約の隙間から生えたものでした。**

⭐ 第 1 部 第 2 回「宣言を信じない技術」が、AI の「確認しました」を信じるなと書いています。⚠️ **出典を 6 本貼ると、読んだ印になります。**貼った本人にも、そう見えます。

直し方は 2 つです。**開いた出典と、検索結果に出ただけの出典を、分けて書く。**そして**「1 度に 1 種類ずつ」は取り消す。**

### 3. 「実測から言えること 3 つ」—— 導出に、実測の印を付けた

コンセプトの核となる一文を立てました。「AI の文は根拠より強く出て、書き手に寄る」。手前に「実測から言えること 3 つ」と印を付けました。

⚠️⚠️ **3 つとも、母数は 1 セッション・1 モデル世代です。**そこから引き出した一般化に、実測の印が付いていました。

⭐ これは番外編 A-4 が書いたことです。**導出は、依頼者の言葉や道具の数字と同じ強さで並べてはいけない。**⚠️⚠️ **A-4 を書いたのは、この 4 日前です。**

### 残りの 6 つ

| 使った方法 | 当たった地雷 |
|---|---|
| 「著者の指摘に字句の指摘は 0」と言い切った | 数字は母数とセット / 自己申告ではなく記録で数える |
| 通読の回数と出所を、別の引き継ぎから孫引きした | 出所の省略。⚠️ **節番号が違っていた**（通読の節は 4 つあり、指した節は通読の節ではなかった） |
| 論文の書き方との対応表を足した | ⚠️ **誰も頼んでいない。**良かれと思って足したもの（番外編 A-1） |
| 「何を数えるか」の案を出した | 実験しない技術（第 2 部 最終回）。前の作で使った実測の型を、そのまま持ち込んだ |
| 「AI に校正させて比べる」実測の案を出した | 同上 |
| 最終応答に、道具が出した数字の行を貼らずに終えようとした | 数字は AI に報告させない（1 作目 第 10 回）。⭐ **止めたのは仕組みです**（2 回） |

⚠️ **この表に入れかけて、外したものが 1 つあります。**「案の中から推す 1 つを選んだ」です。第 2 部 第 5 回（選び直させない）と 2 作目 最終回（選択肢を選ばない）に触れて見えますが、**案を出すのは著者の指示**でした。⭐ **踏んだ側に数えかけて、数え直しました。**

形だけ変えています —— 推しは根拠の数で並べ、**「もう一度考えて」と言われても、新しい根拠が無ければ同じものを据え置く**と先に書きます。第 2 部 第 5 回が、聞き直すと 12 件中 7 件が視点ごと入れ替わると書いた回です。

## 同じ日に書いた地雷を、同じ日に踏んだ

10 個のうち **9 個は本編か番外編 A に書いてあります。**⚠️⚠️ **そのうち 2 個は、同じ日に自分で書いたものでした。**

| 踏んだもの | どこに書いてあったか | 書いた日 |
|---|---|---|
| 1 世代の実測を一般化した | ⭐ **同じ日の引き継ぎに、私が「これは 1 世代の実測だ」と書いた節** | 同じ日 |
| 道具の数字の行を貼らずに終えようとした | ⭐ **同じ日に自分で説明した仕組み**（貼るまで引き戻す） | 同じ日 |

⭐⭐ **第 2 部 第 8 回「成果物で判断しない技術」が、これを書いています。**読める場所にあり、読んだうえで 32 回破った、と。⚠️ **私はその回を材料にした広告文を書いた同じ週に、同じことをしています。**

> ⭐⭐⭐ **書いてあることは、踏まない理由になりません。**自分で書いたことも、同じです。

## 母数を 1 件直したら、分類が 1 件動いた

方針にはこう書いていました。「著者の指摘に、誤字脱字の指摘は 0 件。体裁が 2 件」。母数は 25 発話でした。

記録から写し直したら、母数は 26 発話でした（別の数え方で 1 件少なく数えていました）。**母数が動いたので、分類も数え直しました。**

    [observed] 字句の語: 0 件 （0 件）
    [observed] 体裁の語: 6 件 発話 13:余白 / 発話 13:右側 / 発話 22:改行 / 発話 23:表示 / 発話 28:表示 / 発話 28:大きく

- **誤字脱字の指摘は 0 件**。これは母数を直しても変わりませんでした
- ⚠️ **体裁は 2 件ではなく 3 件**（発話 13・22・28）。増えた 1 件は、母数から外していた発話 28 です
- ⚠️ 語で拾うと 4 発話に当たりますが、発話 23 の「表示」は**「表示したバージョン」という言い方で、体裁の指摘ではありません**。⭐ **偽陽性は、消さずに数えたまま書きます**

⚠️⚠️ **「誤字 0」だけを覚えていると、正しいまま古くなります。**母数が動けば、そこから出した分類も動く。**言い切りには母数を貼る**、というのは、貼った数字が動いたときに気づくためでもありました。

## この章を書き、点検するあいだに、さらに 4 件出た

**10 個は、当て終わった時点の数です。**この章を書き、書いたものを点検するあいだに、4 件増えました。

### 11 件目 —— 引き継ぎの中で、作が 1 つずれていた

この章に「32 回破った」を引くとき、引き継ぎにはこう書いてありました。「**追わない技術** 第 8 回「32 回破った」」。⭐ **本文を開いて確かめました。**

⚠️⚠️ **その回にはありませんでした。**実物は**動かさない技術 第 8 回「成果物で判断しない技術」**です。⚠️ **作を 1 つ間違えたまま、引き継ぎに 1 行残っていました。**

### 12・13 件目 —— この章の中で、作番号を 2 つ間違えた

書き上げたあと、引いた回を台帳と設定ファイルで確かめました。⚠️⚠️ **2 か所ずれていました。**

| 私が書いた | 実物 |
|---|---|
| 「2 作目の第 2 回「宣言を信じない技術」」 | ⚠️ **第 1 部 第 2 回**（確かめない技術は 4 作目 = この本の第 1 部） |
| 「選択肢を選ばない（3 作目 最終回）」 | ⚠️ **2 作目 最終回**（聞かない技術） |

⭐ **どちらも、元の記録は連載の名前で書いてありました。**「聞かない 最終回」「確かめない 第 2 回」。⚠️⚠️ **作番号に置き換えたのは私です。**名前から番号への変換を、確かめずに書きました。

### 14 件目 —— 踏んでいないものを、踏んだ側に数えかけた

上の表に「案の中から推す 1 つを選んだ」を入れていました。⚠️ **判定は「踏んでいない」です**（案を出すのは著者の指示）。**10 個の内訳を、10 個と合わない形で並べていました。**

> ⭐⭐⭐ **同じ形が、1 つの章の中で 3 回起きています。**引き継ぎの作名、この章の作番号 2 つ。⚠️ **どれも「読めば分かる」ものではありません。**1 行だけ見ればどれも筋が通っていて、**開かないかぎり正しく見えます。**

## 検証手順: 校正の方法に、本編を当てる

**前提**

- 自分の本に、**方法を当てられる形の主題**があること（各回が何を言った回かの 1 行）
- 方法を書いた文が残っていること（消してから振り返ることはできません）

**手順**

1. **本文ではなく、方法を書いた文を対象にする。**校正の方針・分類・核の一文・数える案
2. ⭐ **自分が使った方法を、順に並べて数える。**「良い方法/悪い方法」で分けない。**使った順**に並べる
3. **当てる物差しを先に固定する。**本編の主題文、逆引き、直近に自分で書いたもの
4. ⚠️⚠️ **踏んだかどうかは記録で確かめる。**会話の記録、git、参照したページの本文。⭐ **「たぶん踏んでいない」は「確かめられない」と書く**
5. **却下したものを消さない。**却下した案は、次に同じ形を書いたときの物差しになります
6. ⭐ **一次データを原文で置き直す。**要約の表は残してよい。ただし「案」の印を付け、**正を原文の側にする**
7. **母数が動いたら、そこから出した分類も数え直す**

**合格条件**

- ⭐ **踏んだ数を数字で出せること**（13 個中 10 個、のように）。「いくつか踏んでいた」で終わらせない
- **踏んだものごとに、記録の出所が 1 つずつ付いていること**
- ⚠️ **却下した案が消えずに残っていること**

**つまずいたとき**

- **1 個も見つからない**: 対象が本文になっています。**方法を書いた文に当て直します**
- ⚠️ **「これは踏んでいない」が続く**: 記録を開いていない可能性があります。開いたページ数を数えてください
- ⚠️⚠️ **直しながら読んでいる**: 直すのは当て終わってからです。当てながら直すと、直した後の文に当ててしまいます

## この番外編が言えないこと

⚠️ 正直に置いておきます。

- ⚠️⚠️⚠️ **母数は 1 人・1 冊・数日です。**「校正の方法は本文と同じ地雷を踏む」は、私の 13 個から言っているだけです
- ⚠️ **13 個は、私が「これは方法だ」と切り出した 13 個です。**切り出し方が変われば数は変わります。⭐ **10/13 という割合には意味がありません**
- ⚠️ **仕組みで覆えたのは一部です。**原文を写す道具は置きましたが、「開いていないページから 1 文が生える」を止める仕組みはありません。⭐ **開いたかどうかは記録に残るので、数えることはできます**
- ⚠️ **世代で変わるかは分かりません。**この章の 10 個は、いまの世代の私が数日で踏んだものです
- ⚠️⚠️ **この章が当てたのは、校正の方法を書いた文にです。**本文そのものには 1 行も当てていません（⭐ **C はここから 4 章、方法の側を扱います**）

## 整理して残ったもの

- ⭐⭐⭐ **校正は、本文より先に、校正の方法に本編を当てるところから始まる**
- ⚠️⚠️ **書いてあることは、踏まない理由にならない。**同じ日に自分で書いたものでも同じ
- ⭐⭐ **要約の表は残してよい。ただし正は原文の側に置く**
- ⚠️ **出典を貼ることは、開いた証拠ではない。**開いたものと、検索結果に出ただけのものを分ける
- ⭐ **母数が動いたら、そこから出した分類も動く。**言い切りに母数を貼るのは、動いたときに気づくため
- ⚠️⚠️ **却下した案を消さない。**却下の理由は、次に同じ形を書いたときの物差しになる
